資金繰りのために社畜になる人の傾向

資金繰りのために社畜になる人の傾向

1.資金繰りは経営者が考えれば良い

会社は、日々資金繰りを行うことで、運営や人件費などをまかなっています。
この資金繰りがうまくいかなくなると倒産の危機にも陥りやすくなるのですが、これはあくまで経営者が考えるべき問題です。

経営方針を変えたり、打開策を打ち立てたりすることで、業績アップをはかる必要があるからです。
しかし、資金繰りを考える必要がない従業員までも、この問題を考えて会社のために尽くそうとしてしまう人がいます。

それがいわゆる「社畜」と呼ばれる人々なのですが、なぜそういった考え方になってしまうのでしょうか。

本来、労働者にはきちんと定められた権利があります。
働く時間は定められていますし、それをオーバーする働きをしたら、割増賃金をもらうのが労働者に認められた権利です。

また、休日においても同じように権利として定められており、使用者はこれらを理解した上で労働者を雇用しなければなりません。
しかし、実際はそのような権利を守ってくれるホワイト企業ばかりではなく、中には法をおかすレベルで無視をしているブラック企業もたくさんあります。

2.なぜ社畜になってしまうのか?

社畜の人々は、会社を第一に考える傾向にあるので、どんなに権利を侵害されようとも文句を言わずに働きます。
なぜこのようなことが起こるのか、それは以下の2つが考えられます。

・使用者に対して恩があって力になりたいと思っている

使用者が優しかったり、困ったときに助けてくれるような人だった場合、できるだけその人に迷惑をかけないように働いていきたいという忠誠心を持つ人がいます。

まるで犬のように、主人に対して従順で、多少放置されたり厳しいことを言われたとしても、その程度では忠誠心がなくなることはないのです。
会社の運営が厳しいと言われれば、賃金の減額も甘んじて受け入れてしまうでしょう。

危機的状況にいる主人を助けたい、そんな気持ちが働くことで、社員までもが資金繰りを考えて自分の待遇アップを要求できなくなっています。

・使用者の圧力が強くて反抗できなくなっている

企業内で独裁政治が行われていると、それに反抗できなくなってしまう人もたくさんいます。
会社のやり方が間違っていること、資金繰りが厳しいのは使用者の責任だということを理解しているにもかかわらず、それが言い出せず従うだけになっているのです。

こういった企業では、ボーナスがもらえなかったり、残業手当なども認められないブラック企業の場合がほとんどです。
労働者を力でねじ伏せることで、人件費などを削減し、運営に使えるお金にまわそうとしている場合があります。

資金繰りが苦しい場合はどうすれば良い?

最終更新日 2025年5月24日 by mippac

mippac

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