上野学園の歴史と現在の校舎

上野学園の歴史と現在の校舎

東京の東上野にある上野学園は、1904年の創立から100年以上の歴史がある老舗中の老舗で、女学校をルーツとしているのが特徴です。
当初は上野桜木町に私立上野女学校が創立、その後校地を移転して家政女学校に改称、高等学院や高等女学校の設置に繋がります。

 

音楽科設置は全国初の上野学園

運営母体が上野学園に改称したのも戦後のことで、1946年以降に中学校の設置や音楽科の設置、学校法人化などに進みました。
ちなみに音楽科設置は全国初のことで、話題性の高さから注目を集めることになります。
1900年代後半は学科の設置や改称、改組の繰り返しの歴史で、2000年以降は創立100周年や新校舎の竣工、国際社会を見据えた方針に舵を切っています。
女学校がルーツで長年女生徒の教育に力が入れられてきたことから、卒業生の多くは女性ばかりです。
男女共学になったのは2007年と僅かに10年余りなので、男子の在校生や卒業生が少ないのは当然です。
しかし、世界的に著名なピアニストが輩出されていますから、今後は男性の卒業生の活躍にも期待が掛かります。

 

上野学園の著名な卒業生について

著名な卒業生には、シャンソン歌手や女優にシンガーソングライター、詩人やアナウンサーと各分野の肩書が並びます。
勿論、音楽科を持つ学校だけあって楽器奏者も少なくありませんし、卒業後に講師として上野学園で活躍している先生もいるほどです。
いずれにしても、歴史が古く知名度は高く、方向性が明確で強みも分かっていますから、どのような学生にとって進学に適しているかは明白です。
校舎は公共交通機関が充実する好立地にあって、外観は洗練されている都市型のイメージが強いです。
最寄り駅とは最短で10分未満とアクセス良好ですし、池袋や東京駅とも近いですから、各方面との行き来が容易です。
15階建てで遠目には商業ビルに見えますが、内部はセキュリティや安全対策が行き届いているので安心して過ごせます。
入り口には関係者以外の立ち入りを禁止するゲート、エントランスは吹き抜けで天井が高く、空間が大きく取られていて快適です。

 

2007年に完成しただけあって新しく現代的な設計

校内にいるのは関係者のみ、そう考えられるだけでも安心感が違いますし、やはり2007年に完成しただけあって新しく現代的な設計となっています。
食堂は3階に設けられていて、フロア全体が食堂とそれに関連する施設です。
食事は生徒にとっての楽しみの1つですし、安心かつ快適でなければ気分転換はできませんから、贅沢にもフロアをまるごと食堂にしているのは合理的で頷けます。
肝心の教室の方は、ホームルームの全てに音声や映像機器が完備しており、必要に応じて使用することが可能です。
設備の充実から分かるのは、上野学園が建物だけでなく設備にもコストを掛けていることによる、教育に対し本気で取り組む姿勢です。
音楽科の教室には全てグランドピアノが設置済みですから、教育に掛ける情熱とコストの本気度が違います。
食堂と同じく気分転換になるドレッサールームは、自然光を採り入れる設計になっていて、窓を大きく取られているのが魅力です。

 

壁で覆うのではなくガラス張りで開放的に設計されている

生徒は長時間、ビルのような校舎の中で過ごすことになるので、壁で覆うのではなくガラス張りで開放的に設計されているのも納得です。
いわゆるICTルームにはパソコン完備で、異なるOSがどちらも使えるように配慮されています。
ここにも上野学園らしさが現れていますし、教育に必要な万全の環境を整えて提供するという姿勢が、改めて確認できます。
他にも、映像メディアが活用しやすい多目的ホール、フルコンサートピアノとステージを完備するアンサンブル室と、用途に合わせて使い分けられる教室が充実です。
音楽科の学校ではありますが、理科室や被服室も併設していますから、理化学を学んだり実用的な洋裁の技術が身につけられます。
自習室では静かに勉強に集中できますし、職員室が近いので相談しやすくなっています。
体育館は温水の出るシャワー完備なので、運動で汗を流して気分転換してから、シャワーでリフレッシュできます。

 

防犯面は24時間体制で警備員が常駐

頭や指先を使う勉強ばかりだと、ストレスが溜まったり行き詰まってしまいがちなので、このようにリフレッシュ可能な環境があると便利です。
校舎は全体的に明るさ重視で設計されていますから、薄暗くて気分が滅入るようなイメージとは無縁です。
窓から周囲を見渡すと建物だけでなく緑も目に入るので、視覚的にも気分転換が図れます。
防犯面は24時間体制で警備員が常駐と、ゲートに加えてセキュリティの安心感が高められています。
災害に関する対策としては、首都直下型地震を想定した耐震構造設計と、食料や飲料といった1週間分の備蓄が挙げられます。
備蓄量は全生徒をカバーするもので、保存性の高い非常食や帰宅に必要なキット、インフルエンザ対策のキットが各階に配備されています。
立地は強固な地盤が選定されていますから、大きな地震が発生しても最小限の揺れで済みます。

 

まとめ

エレベーターは、地震の初期微動を感知して最寄りの階に自動で止まる仕組みですから、停電に備えるバックアップ電池と併せて安心です。
隙のない校舎で理想的で限りなく完璧に近いことから、集中的に勉強したり学校生活を送ることができます。
 

最終更新日 2025年5月24日 by mippac

mippac

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